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「おらが在所に来て みやしゃんせ 米のなる木がおじぎする…」
これは山形県庄内地方に古くから伝わる土地自慢の唄のひとつです。
わが国では、この「米のなる木」をおよそ二千年にわたって栽培してきました。稲作農耕民族としての日本人の歴史には、米づくりにその一生をかけてきた先人達の生き様がありました。
人々は、籾を採取した後の藁を生活のあらゆる面に活用してきました。 籾殻から稲の根や藁灰に至るまで、余すところなく活用し、生活の隅々にまで浸透させ、世代を越えて伝承されてきました。藁に寄せてきた想いは、実に深くそして重いものです。
それは、日々の「農」の生活から生まれ、日々の「農」の生活を支えつづけ、そして、日々の生活全般に貫かれてきた「生活の哲学」といってもよいように思われます。
しかし今日、これらの貴重な価値ある財産が忘れ去られようとしています。
この哲学を忘れ去ることは、日本人としてのアイデンティティを喪失することにほかなりません。この豊かな文化を、眠れる財産を掘り起こし、少しでも多く後世に伝承することが急務です。
豊かな文化の知恵を学び、「稲藁文化の価値」を再発見し、それを正しく後世に伝承すべく、「日本藁文化大祭」を開催しています。 |