ロタウイルスワクチンが定期予防接種になります
更新日:2020年10月9日
定期接種の開始時期と対象者
令和2年10月1日から、ロタウイルスワクチンが定期予防接種になります。
令和2年8月1日以降に生まれたお子さんが対象です。
対象のお子さんには、生後2か月になる前に、4か月児健診のご案内と一緒にロタウイルスワクチンの予診票を送付します。
※下記に該当する方は定期接種の対象となりません。
- 腸重積の既往歴のあることが明らかなお子さん
- 先天性消化管障害を有するお子さん(その治療が完了したものを除く)
- 重症複合性免疫不全症の所見が認められるお子さん
ロタウイルス胃腸炎とは
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。
乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。主な症状は、水のような下痢、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると入院が必要になることもあります。
ワクチンの種類
ロタウイルスワクチンは、ロタリックスとロタテックの2種類があります。どちらも飲むワクチンです。2種類とも、効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なります。最初に受けたワクチンと同じ種類を接種してください。
0歳児は、月齢が進むと「腸重積症」という病気にかかりやすくなります。ロタウイルスワクチンの接種をうけることによって約1~2週間は、腸重積症のリスクが増すという研究報告もあります。できるだけ腸重積症の起こりにくい時期に接種を受けていただくために、初回接種を生後14週6日後までに受けることを推奨しています。
ワクチン名 | ロタリックス(1価) | ロタテック(5価) |
---|---|---|
接種期間 | 生後6週0日後から生後24週0日後まで |
生後6週0日後から生後32週0日後まで |
接種回数 | 2回接種(27日以上の間隔をおいて) | 3回接種(27日以上の間隔をおいて) |
接種量 | 毎回1.5ミリリットル | 毎回2.0ミリリットル |
接種スケジュール
腸重積症について
ロタウイルスワクチンの接種に関わらず起こる病気で、腸の一部が隣接する腸管にはまり込み、腸の血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため、速やかな治療が必要となります。
特に接種を受けてから約1~2週間の間に下記の症状がひとつでも見られた場合や、いつもと様子が違う場合は、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。
- 突然はげしく泣く
- 機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す
- 嘔吐する
- 血便がでる
- ぐったりして顔色が悪い
ロタウイルスワクチン定期予防接種の実施医療機関
問合せ先
鶴岡市健康課(予防接種担当)電話:0235-25-2111内線372、または各地域庁舎市民福祉課へ
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お問合わせ
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鶴岡市役所 健康課
〒997-0033 山形県鶴岡市泉町5番30号
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