鶴岡高専技術振興会表彰式の開催について
更新日:2024年3月7日
令和5年度鶴岡高専技術振興会 会長表彰を行いました
鶴岡高専技術振興会(以下「振興会」)では鶴岡工業高等専門学校(以下「鶴岡高専」)及び地域企業等の連携を促進し、地域の産業発展及び鶴岡高専の研究教育機能に寄与する活動に取り組んでいます。
その活動のひとつとして、鶴岡高専の学生の学術研究活動や地域連携活動、課外活動において特に顕著な業績を挙げた学生または学生団体に対し、会長表彰を平成24年度より行っております。
今年度の表彰式は令和6年3月7日(木曜)に開催され、個人2名、学生団体1団体が受賞し、振興会会長の皆川市長より表彰状と記念品が授与されました。
受賞された学生・学生団体についてこちらのページでご紹介します。
受賞学生のみなさん
受賞学生・学生団体
個人
専攻科 生産システム工学専攻 電気電子・情報コース2年 石川 佳歩(いしかわ かほ)さん
石川さんは、研究に意欲的に取り組んでおり、本科5年在籍時に「第27回高専シンポジウムオンライン」で発表することに始まり、本年度までに国際会議で3報、国内学会で4報を発表しています。また、上記高専シンポジウムオンラインでは口頭発表で「第三席高専シンポジウム協議会会長賞」を、国際会議のICIAE2023 では「Best Student Award」をそれぞれ受賞したほか、在学中に合わせて4つの賞を受賞するなど、研究遂行能力が高いのみならず自身の研究を他者に説明する能力も非常に高いです。
石川さんの研究は、手足の不自由な障碍者のための介護・福祉機器の開発であり、本研究で開発した頭部操作式ポインティングデバイスは顔の向きや奥歯を噛み締める動作などの頭部動作のみで機器の操作が可能になります。このデバイスを介護・福祉機器として活用することで、要介護者の自立支援や介護従事者の負担軽減が期待できます。
また、研究活動の他、テクノ・パラメディック において山形県の離島(飛島)で家電修理や環境整備を行うボランティア活動など、地域貢献活動へも協力的に取り組んでいます。
石川佳歩さん
創造工学科 情報コース5年 石山 泰成(いしやま たいせい)さん
石山さんは、探究心が高く、新規のテーマに根気強く挑戦し、社会実装に向けて問題点を見つけ出し、俯瞰的な視野で種々な解決方法を提案しながら研究活動に励むなど研鑽を積んできました。
卒業研究に精励し、「選択と集中」の観点から効果的な農業支援を目指し分析を続け、その結果、利益率の高いスイカ栽培に着目し、現状の課題と改善策の提案に取り組んできました。
それらについて、(公社)日本設計工学会2023年度秋季大会(全国大会)にて「自立走行型運搬車の指定経路走行における精度検証」と題して研究発表を行い、学生優秀発表賞の内定をいただきました。(2024年5月開催の表彰式で授与の予定)
さらに、第29回高専シンポジウムin Nagaokaの優秀賞対象発表にエントリーし予稿の書類選考をパスするなど、客観的に成果が評価されています。
石山泰成さん
学生団体
<高専GCON2023出場チーム(地域を繋げる課題解決型技術コーディネーター) >
創造工学科 化学・生物コース3年 阿部 麗華 (あべ れいか) さん
創造工学科 化学・生物コース3年 篠原 日菜乃 (しのはら ひなの)さん
創造工学科 化学・生物コース3年 名和 史雄 (なわ ふみお) さん
創造工学科 化学・生物コース3年 太田 隼人(おおた はやと)さん
令和6年1月21日に開催された「高専GIRLS SDGs×Technology Contest」の本選に鶴岡高専として初めて出場を果たしました。
本大会は、全国の高専より85チームがエントリーし、選考された12校が本選に出場し、東北地区の高専では鶴岡高専のみが本選出場となりました。
「白鷹町の邪魔者ブラックバスで鶴岡市の月山高原ひまわり畑を復活!大作戦」をテーマに地域を繋げる技術コーディネーターとして、技術的・化学的に取り組み、社会実装に貢献することを目的としています。具体的には、鮎の生息を脅かすブラックバスを小規模で魚粉肥料にし、月山高原ひまわり畑に散布して再び花を咲かせることを目指すもので、簡易土壌分析法開発とその活用方法について研究しています。
地域を繋げる課題解決型技術コーディネーターの(左から)篠原日菜乃さん、阿部麗華さん、名和史雄さん、太田隼人さん
お問合わせ
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